鹿の王

本屋大賞「鹿の王」が受賞しましたね。

本屋で平積みされてるのを見ると嬉しく思います。

なぜならひろボウズは上橋菜穂子さんの本が大好きだから。

もちろん「鹿の王」も読みました。


上橋さんのファンタジーは生きているって感じる。登場人物が生きている。


上橋さんの物語の作り方は、さあ作ろうって物語を書くのではなく、まず初めに物語の象徴的な場面の映像が見えてくる。

登場人物が何かを話していたり、していたりする。今度は違う場面の映像が見えて、前の場面と繋がったりする。


ここまでは以前インタビュー記事とかで読んでたんだけど、考察してみた。


教科書的に登場人物や背景を決めて書き出すのではなく、著者のすぐ隣にはまだ見ぬ架空の世界があって、ふとした瞬間にその世界の1シーンの映像が見えて、そこに出てくる登場人物や言動などを深く考える。1シーンだけでは物語がどのように進行しているのかわからないけど、複数の場面が見えてつながり出すとあとは間を補完するように物語を紡ぐんじゃないかなと思う。

著者は自分のフィルターを通して見た映像を第三者が読む文章に変換するという作業をしてると思うんだけど、ここが普通の書きかたと違うよね。


リアルに感じるものを文章にしてるからこそ登場人物が命をもっている。


読み始めると集中して周りが見えなくなるので、

電車の中で泣かないように気をつけて。

あと電車乗り過ごしもね。


さて、上橋菜穂子さんの本は鹿の王のほかに「精霊の守り人」「獣の奏者」があります。


精霊の守り人は実写ドラマ化も決まっている。たのしみだ。


一度、上橋さんの本を読んでみて。